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同期入社の友人がネットワークビジネスにはまった
皆さんは、ネットワークビジネスってご存知ですか?違法性はないらしいですが、所謂ねずみ講、マルチ商法に近いものです。
中には、ネットワークビジネスに真剣に取り組んでいる人もいらっしゃるかもしれませんので、詐欺とまでは言いません。でも、私はこのビジネスをとても敬遠しています。
というのも、同期入社で仲が良かった友人が、このネットワークビジネスにはまって大変なことになったのです。彼とは入社当時とても仲良くしていましたが、今ではもう縁が切れてしまいました。
もう何年も前の話ですが、今日は注意喚起の意味も込めて振り返ってみたいと思います。なお、この記事はネットワークビジネスを批判することが目的ではありません。やる人も、誘われた人も、自己責任で判断して頂きますようにお願いします。
ネットワークビジネスとは
ネットワークビジネスの収益モデルは、ピラミッド構造になっています。簡単に書くと、下記の流れでどんどんピラミッドを大きくしていきます。すると、ピラミッドの上流層は多額の報酬金が得られるという訳です。
- 親が勧誘活動をして子をつくる
- 子が商品を購入すると、親に報酬が発生する
- 子も勧誘活動をして孫をつくる
- 孫が商品を購入すると、子と親にも報酬が発生する
- 以下繰り返し
ネットワークビジネスでは、自分が親の立場にならなければ儲けがありません。そのため、誰もが子を作ろうと必死に勧誘をするわけです。その過程で人間関係が壊れていくのがネットワークビジネスの怖いところです。
ちなみに、真偽の程はわかりませんが、ピラミッドの上流にいる親にはそれなりの報酬が入るようです。そして、子たちを煽るのです。「私のような成功者になりたければもっと勧誘しなさい」と。
それで一番潤うのは結局親の方なんですけどね(-_-;)
まぁ、実際はこのような露骨な言い方ではなくて「みんなで成功を掴み取ろう!」みたいな言い方らしいですが。
友人がはまっていたのは”アムウェイ”
“アムウェイ”というネットワークビジネスの会社は、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。業界の中では超大手の会社だそうです。私の友人A君がはまっていたのも、この”アムウェイ”でした。
このA君がアムウェイにはまったことによる一番の被害者は、気の弱い友人B君。彼は仕事があまりうまくいっていなかったため、格好のターゲットに認定されてしまったのです。
一方の私は、幸か不幸か最初のセミナー勧誘の時点で、「なにそれ?うさん臭くない?」と断ってしまい、セミナー会場での実体験はできませんでした。私の体験記事の半分は、B君から悩み相談された内容に基づいています。
アムウェイの体験談を語ります
体験談を語る前に、ここで登場人物を整理します。この物語は主に下記の3人で構成されます。
- A君:ネットワークビジネスにはまり、勧誘しまくる
- B君:A君から執拗な勧誘を受け、会社を休みがちになる
- 私:勧誘回避するも、B君からの悩み相談で恐ろしさを体験する
第一部:A君の勧誘祭り
ある日、B君と雑談をしていたら、この前、A君とバーベキューに行ってきたという話をされました。その時、私は「いいねー、俺も行きたかったな」という普通の感想しか持っていませんでした。
数日後、私にもA君からバーベキューのお誘いが来ました。その時の私の感想は「そんなに頻繁にバーベキューやってんの?リア充?」でした(笑)
でも、お誘いのメールを下にスクロールしていくと、バーベキュー以外にもたくさんのイベント予定が記載されていました。「他にもこんなイベントやっているのでよかったら来ませんか?」と。
ラインナップを見ると、地球環境のセミナー、お金のセミナー等、毎週末ぎっしりとスケジュールが記載されています。
あれ?A君ってこんな人だったっけ?
A君と仲良しだった私は遠慮せずに思ったことを聞いてしまいます。
急にセミナーの勧誘とかうさん臭くない?なんかあったの?
うさん臭くないよ!俺はあの人たちと一緒に頑張るって決めたんだ
そうなんだ。でも、最近忙しいから今回は遠慮しとくよ。
(あの人たち?何の話だよ…。怪しすぎるから距離を置こう。)
このようにして私は断ったわけですが、何人かの友人は特に怪しまずに参加したそうです。伝え聞くところによると、バーベキューの後にファミレスに場所を移し、A君の親会員と一緒に小一時間のアムウェイの説明を受けたそうです。
このようにA君は、友人を勧誘しまくることで、子を増やそうと画策するのでした。しかし、簡単に子は増えません。むしろ、あいつはねずみ講をやっている、と悪評が立つことになるのです。
まとめ
今回は導入ということで、ここまでにしておきます。
既に前兆は現れていますが、A君がアムウェイにはまったことを発端に、この後、多くの人が勧誘被害を被ることになります。正直な話、私は二度とこのような体験はご免です。
もしかしたら、誰も不幸にせずにネットワークビジネスをやっている人も、どこかにはいるのかもしれません。なので、仕組み自体を非難することはやめておきますが、私の体験はとても居心地が悪いものです。
興味を持った方は次回の第二部もお付き合いください。
それではまた!