
WealthNaviを3ヶ月で解約した理由
2017年5月、私はSBI証券経由でロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の運用を開始した。
本家は最低100万円からの運用だったが、SBI版は30万円から始められる。試験運用としては悪くない金額だと判断し、自らの資産を預けてみた。
結論から言うと、3ヶ月で解約した。
理由は明確だ。手数料1%が高いと判断したからである。
WealthNaviの手数料1%は高いのか?
WealthNaviの基本手数料は年率1%(税別)。
一見すると小さな数字に見える。しかし長期投資において1%は決して軽くない。
仮に100万円を10年間運用した場合を考えてみる。
- 年率1%の手数料 → 10万円以上がコストとして消える
- 年率0.1%のETF → 約1万円前後
差はおよそ9万円以上。
しかも資産が増えれば増えるほど、この差は拡大する。
市場は読めない。しかしコストだけは確実にコントロールできる。ここに私は強い違和感を覚えた。
提示されたポートフォリオ
当時提示された構成は以下の通り。
- 米国株式(VTI)35%
- 日欧株式(VEA)31.8%
- 新興国株式(VWO)13.2%
- 米国債券(AGG)5%
- 金(GLD)10%
- 不動産(IYR)5%
極めて優等生的な分散構成である。
だが、私は気付いてしまった。
これ、自分で買えばよくないか?
これらはすべて米国ETFだ。SBI証券で自力購入すれば信託報酬は0.1%台に抑えられる。
リバランスは多少の手間がかかるが、年1回でも十分機能する。
ロボアドバイザーは向いている人もいる
誤解してほしくない。WealthNaviは悪いサービスではない。
- 銘柄選定が面倒
- リバランスを自動化したい
- 完全放置で運用したい
こうした層には合理的な選択肢だろう。
実際、当時の運用成績は悪くなかった。上昇相場の恩恵もあり、短期ではプラスだった。
だが私は、手数料が引き落とされるたびに「自分でやればもっと安い」という思考が頭をよぎった。
精神的コストの方が大きくなったのだ。
結論:私は自力運用を選んだ
私はロボアドバイザーを否定しない。
しかし、1%という手数料を長期で払い続ける合理性を見出せなかった。
その後、解約資金で米国ETFを直接購入した。
少し手間はかかるが、コストは大幅に下がる。
投資において確実なのは、「手数料はリターンを削る」という事実だけだ。
WealthNaviは私にとって有益な試行錯誤だった。
3ヶ月天下ではあったが、1%の重みを体感するには十分だったのである。