新たなデバイス:Ploom TECHという妥協点
Ploom TECH(の互換品)が手元に届いた。
早速、充電を済ませて試運転を開始する。カプセルとカートリッジはJTの純正品を調達した。最初に選んだのは、メビウス・レッド・クーラー・フォー・プルーム・テックという、無駄に長い名を冠した銘柄だ。平たく言えばアップルミントである。
吸い応えについては、率直に言って脆弱だ。iQOSのような暴力的なインパクトは微塵もない。だが、もともと強い煙草を好まない私にとっては、実害のないレベルの妥協点と言える。連続して吸い続けられるという仕様も、私の時間を浪費させるには十分な機能を備えている。
数字の魔力:加熱式タバコの税率格差
さて、ここからが本題だ。私がかつて最後まで保有し続け、最終的に手放した日本株の銘柄は、他でもないJT(日本たばこ産業)であった。今回、デバイスを手にしたことで、改めてその収益構造を覗き見てしまったのが運の尽きだ。
各デバイスの税率を比較してみれば、その歪な構造に驚かされる。紙巻きたばこの63.1パーセントを筆頭に、iQOSは49.2パーセント、gloは36.2パーセント。対して、このPloom TECHはわずか14.9パーセントに過ぎない。
利益の源泉:JTへの回帰という誘惑
さらに、税を除いた1本あたりの売上(実利)を算出すると、事態はより鮮明になる。iQOSが約12円、gloが13円であるのに対し、Ploom TECHは20円という圧倒的な高収益を叩き出している計算だ。
この露骨なまでの利益率の差を突きつけられると、投資家としての私の本能が疼き出す。インデックス投資に全振りしたはずの決意を揺るがし、JTを買い戻すべきではないかという邪念が頭をもたげる。
自らが吐き出す煙の背後に、これほど明確なキャッシュフローが流れている。それを知ってなお、静観を貫けるほど私は枯れてはいないらしい。