期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

JTからの隠れた株主優待


🚬【外部不経済の回避】JT株を一時売却—そして、喫煙具は「周りの顔色」で選ぶ

お久しぶりだ。ブログの更新も久しい。この情報の海で、私の記事を「微妙な数」でも見ている人間がいるという事実は、私が書いていることが完全に無意味ではないという、ささやかな精神安定剤になっている。感謝する。

さて、投資の話題から逸れるが、今回はJT株の売却と、極めて個人的なリスク管理の話だ。

JT株の売却:合理的(?)なリスクヘッジ

JT株を先週手放した。個別の株取引の中では比較的マシな行動だったと自分でも思う。「値上げまじかだし、もう一弾下がりそうだから、怖くてね」 — リスクに対する防御的な逃避だ。タバコ増税と価格改定による一時的な需要減と株価調整のリスクを回避するための、至極当然の行動だ。

株価が下がるのを待って再参入するという戦略は、現在の市場環境においては理解できる。ただし、「また買い戻すから、それまで値下がりしといて♥」という市場へのメッセージは、極めて非合理的かつ感傷的だ。市場は、私個人の再投資タイミングなど微塵も考慮しない。まるで、別れた恋人に「私が戻るまで、魅力を落とさず待っててね」と、無償の愛を要求するストーカーだと自覚している。

喫煙具の選択:外部不経済の回避とサンクコストの呪い

JTから中間配当報告書とともにプルーム・テックの申込書が届き、もちろん申し込んだ。この動機は、周囲からアイコス特有の臭いへの苦情が殺到している、すなわち「外部不経済」を回避するためだ。

これは、合理的かつ社会的なリスク管理に基づいた行動だ。喫煙者として、周囲に迷惑をかけるコスト(人間関係の悪化、場所の制限)を最小化することは、現代社会における重要な課題である。プルーム・テックへの移行は、この外部不経済コストを低減するための、涙ぐましい公害対策の一つだろう。

しかし、最も笑えるのは、私はグローを一番気に入っているにもかかわらず、すでにアイコスを購入してしまったという理由だけで、それを吸い続けているという状況だ。

私は完全に「埋没費用(サンクコスト)の呪い」にかかっている。すでに支払ってしまったアイコスの費用を惜しむがために、「毎日グローを吸うことで得られる、幸福という名の継続的なリターン」を、自ら放棄しているのだ。最適な選択肢を知っていながら、過去の失敗(アイコス購入)に囚われる。これは、「含み損を認めたくないがために、有望な銘柄に乗り換えられない投資家」と全く同じ、非合理性の極致であり、滑稽で哀れな執着だ。