期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

【日銀が追加利上げ決定】政策金利0.75%

 

懐かしき悪夢への片道切符

本日、日本銀行という名の巨大なタイムマシンが、私たちの預かり知らぬところで起動した。彼らが選んだ行き先は、かつてのインターネットがピーヒョロロと鳴いていた時代を思わせる、懐かしくも忌々しい景色だ。市場は「歴史的転換点」などと浮かれているが、私にとっては、単にホラー映画の続編が公開されたようなものだ。家計という名のダムがその水圧に悲鳴を上げているというのに、彼らは「金利のある世界」への帰還を祝してシャンパンを抜いているらしい。

設計された敗北:国家が用意した「完璧な詰み」

さて、ここで私の芸術的な負けっぷりを披露しよう。国が「これからはケチるよ」と宣言し、住宅ローン控除という名の飴を小さく削り取った直後、私は何を思ったか、その小さくなった飴を必死に掴みに行ったのだ。投資家として市場の底を拾うのは得意なはずが、自分の城に関しては、見事なまでに不利な条件という名の天井を掴まされた。

不動産価格は雲の上、金利の重しは増すばかり、承服しがたいことに控除という名の防護壁はペラペラ。国土交通省や財務省の役人たちが、この見事な「庶民絞り出しシステム」を完成させて、ニヤリと笑う姿が目に浮かぶ。彼らは住宅市場という名の畑に塩を撒きながら、収穫を待つ風変わりな農夫のようだ。どうにかしてください、と願うのは、泥棒に「盗んだ金を返してくれ」と頼むほどには、私の知性が許さない。

蜃気楼の円高:見透かされたチキンレースの限界

今回の利上げで、いくらは円高に振れて輸入物価が下がるかと淡い期待を抱いたが、現実は「もうネタ切れだろ」という市場の冷徹な肩透かしだった。賢明な投資家たちは、日銀が振れるムチの回数など、すでに指折り数えて見透かしている。つまり、円が買われる魔法はとっくに解けており、結局は円が売られ続ける不条理な夜が続くだけだ。利上げの痛みだけが家計に突き刺さり、通貨の恩恵は霧のように消えていく。この「悪いとこ取り」の見事さには、もはやスタンディングオベーションを贈るしかない。

消えたサンタと、凍りついたトナカイの遺志

カレンダーは聖夜を指そうとしているが、サンタクロースはどこで遭難しているのか。トナカイのソリに利上げという重しを載せられ、円安という向かい風に押し戻されているうちに、どこかの雪山で凍りついたに違いない。クリスマスラリーという名の幻想を追いかける投資家たちの足元を、冷酷な現実が凍りつかせている。

家計はいよいよ窮屈だが、これこそが私が選んだ投資家としての日常だ。不満を垂れ流すのは時間の浪費だが、たまにはこうしてブログという名の掃き溜めに、シニカルな真実を吐き出させてもらう。サンタを待つより、まずは自らの分配金で、税引き後の残りカスのようなケーキでも買うとしよう。