期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

【2026年】原油価格100ドルで株式市場はどうなる?投資家の資産防衛戦略──ポートフォリオが震える夜

026年3月のWTI原油先物チャート。100ドルを突破し垂直上昇する様子

見ているだけで動悸がしてくるチャート(実録)

2026年3月。世界はまたしても、ホルムズ海峡という細い首根っこを掴まれて喘いでいる。

イラン情勢の緊迫化、原油価格の$100突破。画面越しに流れる報復の連鎖という不穏なテロップを見ながら、自分の総資産画面をリロードする指が心なしか震えているのは、きっとの寒さのせいではない。

今回は、原油価格高騰と地政学リスクの中で、私たちがどう資産を守り、あるいは静観すべきかについて、少し冷めた目線で整理してみる。

1. 2026年3月の中東情勢|ホルムズ海峡封鎖リスクと原油価格高騰(超簡易版)

2026年3月現在、状況を一言で言えば、世界のエネルギー動脈が詰まり、あちこちで火の手が上がっている状態だ。

  • ホルムズ海峡の機能不全:米・イスラエル連合とイランの対立が本格化し、世界の石油供給の約20%を支える海峡の封鎖リスクが意識される。結果、WTI原油は一気に$100を超え、一時$120を伺う展開に。
  • 繋がる地政学リスク:ウクライナでの停戦交渉は遠のき、台湾海峡では中国が演習という名の圧力を強めている。

かつては遠い国の出来事として処理できたニュースが、今やリアルタイムでポートフォリオに食い込んでくる。

地政学リスクが点ではなく面で繋がり始めたのが、2026年の嫌なリアリティだ。

2. 原油価格100ドル突破の影響|インフレと世界経済へのリスク

原油高=インフレという単純な話では済まないのが、今の相場の厄介なところだ。

  • スタグフレーションの足音:輸送コストの上昇が物価を押し上げる一方で、景気は冷え込む。この成長鈍化と物価高のコンボが一番きつい。
  • 米一強の加速:米国はシェールオイルという武器で自給率を保っているが、日本、中国、インドといったエネルギー輸入依存度の高いアジア諸国は、文字通りボコボコにされている。

数字で見ると、米国のGDP予想が2.2〜2.5%で踏みとどまっているのに対し、中国の5%目標には市場から冷ややかな視線が注がれている。要するに、世界が疲弊する中で米国だけが相対的にマシという構図がより鮮明になっている。

3. 原油高で強い国と弱い国|米国と日本・アジア経済の違い

先述の通り、米国はエネルギー自給率の高さから相対的な勝者の顔をしている。一方で、アジア(特に日本)は円安と原油高のダブルパンチ。10年前の教科書に載っていたような景気後退局面が、今まさに目の前で展開されている感覚だ。

4. 原油高騰時の投資戦略|金・S&P500・オルカンの考え方

さて、ここからが本題。世界が燃えている時に、私たちはどこに避難すべきか。

  • ゴールド(金):やはり輝きを増している。地政学リスクとインフレへの保険として、ポートフォリオの5〜10%に組み込んでおくのは鉄板の戦略だ。

  • 米国株(S&P500):結局、消去法でここに行き着く。ドルの強さとAIブームの底堅さが、混乱期におけるとりあえずの避難先としての地位を支えている。

  • 全世界株(オルカン):今は少し慎重になる時期かもしれない。新興国やアジアの比率が、中東ショックや中国低迷の直撃を受ける形になっている。

5. 偉そうなことを言ったが、私の現実は

とまあ、ここまでいかにも冷静な投資家ぶって御託を並べてきたわけだが、ここで一つ白状させてほしい。

実は私、現在の現金比率は0.12%、見事なまでのフルポジだ。

マネーフォワード資産の内訳画面のキャプチャ

まさかの0.12%

来月の積立NISAの資金すら危ういという、圧倒的な自転車操業の真っ只中にいる。

そして今日、いよいよ……スマホから証券会社のアプリを無言で削除した。
見なれば暴落は存在しない。売らなければ資産は減らないのだ。

世界が燃えている時に火の中に飛び込むなと言いながら、自分が真っ先に火だるまになっているのだから救いようがない。

「良い子のみんなは、絶対に真似しないように」

 

まとめ(いつものやつ)

2026年3月、世界は再び予測不能という霧の中にいる。イラン、台湾、米中関係。どれか一つが弾ければ、ポートフォリオに大きな穴が開く可能性は否定できない。

だが、
10年前も、5年前も、世界はいつも、もう終わりだ、と言われながら、結局のところ終わらなかった。

だから私は今日も、アプリを消したスマホを握りしめながら、淡々と次のことを繰り返す。

  1. 毎月少額からでも積み立てを継続する(NISA購入分は気合いでなんとかする。幸い積立枠は一括投資済み。)
  2. コストの安い商品を選び抜く
  3. 感情で売却ボタンを押さない(物理的に押せないようにアプリは消した)

これを守り抜けば、10年後、20年後の我が子の未来や、私自身の独身の遺産は、少しずつだが着実に、大海を泳ぐ鯨のようなサイズに近づいていくはずだ。

今夜も震える指を止めてくれるのは、時間と複利、淡々とした継続、そしてアプリアンインストールという物理的な遮断だけなのだから。

よくありそうな疑問(Q&A)

原油価格が上がると株式市場はどうなるのか?

一般的に原油価格の上昇は企業コストを押し上げるため、株式市場にはマイナスに働くことが多い。ただエネルギー企業や資源関連株は逆に上昇するケースもある。

私が所有しているシェプロン(CVX)

中東(ホルムズ海峡)が詰まって原油価格が$100を超えている今、CVXは原油高による利益拡大(矛)とインフレ耐性(盾)を同時に備えた銘柄になる。

数少ない含み益のある銘柄だ。

シェプロンのチャート

これを見ると安心する。

原油価格100ドルは歴史的に高い水準か?

WTI原油は2008年や2022年にも100ドルを超えている。ただし現在はインフレを考慮すると当時ほど極端な水準ではない。

原油高のときに強い投資先は何か?

金(ゴールド)、エネルギー株、資源関連株などが原油高局面で注目される。またインフレ耐性のある米国株も比較的強い傾向がある。

つまり・・・わかるな?