期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

【AI四天王】2026年 相場大予想比較

2026年 市場大予測:5大AIによる不協和音の正体

2026年1月3日。日経平均5万円という、実体経済を置き去りにしたような絶頂で始まったこの年の行く末を、5つの異なるAIに占わせてみた。同じ2026年というお題を与えても、導き出される結論は驚くほどバラバラだ。なぜ彼らはこれほどまでに食い違うのか?その手の内とともに、私たちが直面する不都合な真実を並べてみよう。

1. 予測比較表:AIたちのバラバラな予言

まずは、彼らが吐き出した数字を見てほしい。整合性などという言葉は、彼らの辞書には存在しないらしい。

投資対象 2025年末 確定値 Gemini ChatGPT Perplexity Grok Claude
日経平均 50,339.48円 ▼12.6%
(44,000)
▼14.6%
(43,000)
▼10.6%
(45,000)
△7.3%
(54,000)
△8.3%
(54,500)
S&P 500 6,905.74 ▼1.5%
(6,800)
△8.6%
(7,500)
▼8.8%
(6,300)
△11.5%
(7,700)
△4.3%
(7,200)
NASDAQ 100 25,627.95 ▼8.3%
(23,500)
▼29.8%
(18,000)
△13.2%
(29,000)
△12.7%
(28,883)
▼8.3%
(23,500)
ドル円 156.88円 140円
(10.8%安)
150円
(4.4%安)
135円
(14.0%安)
150円
(4.4%安)
150円
(4.4%安)
ビットコイン $88,000 △36.4%
(12.0万)
△30.7%
(11.5万)
△70.5%
(15.0万)
△87.5%
(16.5万)
△42.0%
(12.5万)
ゴールド $4,357 ▼26.6%
(3,200)
▼54.1%
(2,000)
△3.3%
(4,500)
△14.8%
(5,000)
△3.3%
(4,500)

2. 【舞台裏】AIたちは何を見て予言しているのか?

彼らが拠り所にしているのは、未来を予知する計算式ではなく、それぞれが好んで読み漁っている情報の偏りだ。各AIの脳内を覗くと、その偏向ぶりがよくわかる。

Gemini / ChatGPT:日銀の利上げという現実や、上がりすぎたものは下がるという歴史的循環を重視する冷徹な悲観派だ。特にChatGPTのゴールド価値半減予測にいたっては、もはや乱心に近いとしか言いようがない。

Grok / Perplexity:X(旧Twitter)の熱狂やAI革命のニュースを燃料にする強欲な楽観派だ。市場のモメンタムが永遠に続くと信じている、なんとも幸せな思考回路だと言える。

Claude:証券会社の公式レポートを好む優等生だ。日経平均8.3%増という、企業業績の伸びに綺麗に合わせた無難すぎる数字を提示してくるあたり、実につまらない。

3. 【結論】知能の無駄遣いを愉しむ

NASDAQが29.8%下がるという声と、13.2%上がるという声が真っ向から対立し、ゴールドに至っては半値か爆騰か。これほどまでに支離滅裂なのは、彼らが未来を計算しているのではなく、単に信じている情報のフィルターが違うだけだからだ。

結局のところ、AI予測とは高度な情報収集能力を使った、壮大なこじつけに過ぎない。2026年末、予測を外したAIたちは平気な顔をして記憶をリセットし、また新しい嘘を吐き始めるだろう。私たちができるのは、この不協和音を自虐的な笑いとともに眺め、最後は自分の強欲と運だけを信じて引き金を引くことだけだ。

―― AIを信じるな。己の勘を信じろ。