期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

【2026年相場見通し】年初5営業日プラスは本物か?年始アノマリーと高市解散で株価はどうなる

3連休、世間が成人式だ何だと晴れ着姿で浮かれている間、私は自宅という名の独房で、ウイルスと我が子という、愛すべき、しかし対話不能な二大怪獣を相手にワンオペの防衛戦を繰り広げていた。

高熱に浮かされながら、上の子の「遊んで」と下の子の「抱っこ」の波状攻撃をさばき、床にぶちまけられたおもちゃを這いつくばって回収する。その姿は端から見れば聖母の献身か。いや、実際は単に逃げ遅れた敗残兵の末路だ。

そんな私が人生の損切りを真剣に検討し、静かに目を閉じようとしていた一方で、マーケットだけは勝手に強気な姿勢を見せている。

皮肉なものだ。私の生命力が我が子と反比例するかのように、資本主義というモンスターは脂が乗ってきたらしい。


2026年の米国株は上がるのか?年初5営業日アノマリーの意味

2026年の米国市場は、「年始5営業日プラス」という条件をクリアした。

いわゆる年初5営業日アノマリー。最初の5営業日が上昇すると、その年はプラスで終わる確率が高いとされる経験則だ。

過去の統計データによれば:

  • 年初5日間がプラス → 年間上昇確率 約80%超
  • 年初5日間がマイナス → 成績は五分五分に近づく

もちろん、これは統計的傾向であって保証ではない。だが、2026年相場見通しを考えるうえで、無視できる材料でもない。

私の体調がすぐ回復する確率や、我が子が大人しく昼寝をしてくれる確率が限りなくゼロに近い現状において、この「8割」という数字は非常に甘美で、毒々しいほどに響く。

2026年の米国株はこのまま堅調に推移するのか? 少なくともスタート地点は悪くない。統計上は「勝ち確の特急券」を握らされている状態だ。

利下げ期待、企業業績の底堅さ、AI関連銘柄の存在感。相場を支える材料は揃っている。だが同時に、過熱感という名の地雷も埋まっている。アノマリーは追い風だ。

私が布団の中で生命の危機を感じている間も、米国経済は着実に「お前を置いていくぞ」と冷ややかな背中を見せてくれていたわけだ。清々しいほどに非情だ。この資本の論理に比べれば、泣き喚く幼児の理不尽さなど、まだ体温のある可愛げに満ちている。


高市首相の早期解散観測と日経平均──解散相場は再現するか

そして日本市場。連休明け、高市首相による早期解散という噂だけで日経平均が跳ね上がった。

衆議院解散前後は、以下の理由で株価が上昇することがある:

  • 財政出動への思惑
  • 景気対策期待
  • 政治的不確実性の一時的後退

政権側が国民の声を聞くという名目で、選挙という名の高額ガチャを回そうとしているのに対し、市場はご祝儀だ!と即座に反応する。この浅ましくも素直な反応、私は嫌いじゃない。現金な奴ほど信頼できる。

私が自宅という戦場で、我が子たちの「イヤイヤ解散総選挙」に翻弄され、支持率(親としての威厳)をゼロまで下げている間に、永田町は大きい勝負に出るつもりらしい。

市場は感情で動かない。期待値で動く。だからこそ、解散観測ひとつで日経平均は跳ねる。


2026年相場のリスク要因も忘れるな

楽観だけでは、資本主義は渡れない。

米国株のリスク

  • 利下げ時期の後ずれ
  • 企業決算の失速
  • ハイテク株のバリュエーション調整

日本株のリスク

  • 解散観測の後退
  • 円高進行
  • 海外投資家の利益確定売り

2026年の株式市場は、確率上は強気寄りだ。だが、絶対ではない。


結論:2026年相場は強気スタート、だが過信は禁物

年初5営業日アノマリーはポジティブだ。そして、高市解散観測は日本株に追い風となっている。

結局のところ、私が高熱で死んでいようが、家庭内で蹂躙されていようが、市場は非情にも、そこで希望に満ちて動き続ける。だが、それらはすべて条件付きの希望に過ぎない。

今年の株高アノマリーが本物なら、私のこのしかばね状態も、将来の爆益のための生贄だったと強引に解釈できなくもない。自虐を通り越して、もはや徳を積む行為にすら思えてきた。優しい笑いが出るよ。

さて、私のポートフォリオは私を救ってくれるのか。それとも、私が単に我が子に蹂躙された高値掴みのしかばねとして、ネットの隅っこに歴史を刻まれるだけなのか。

答え合わせは、せめて熱が下がって、人間の尊厳を取り戻してからにしたいものだ。株高のアノマリーを信じる前に、まずはOSである体力の再起動が必要だ。

おやすみ、世界。