私のポートフォリオを眺めるのは、本来なら愉快なはずだった。 エヌビディア(NVDA)やマイクロン(MU)といった半導体銘柄たちが、まるで私の知性を肯定するかのようにプラスの数字を並べているからだ。 だが、その祝祭のムードを冷ややかな沈黙でぶち壊しているやつがいる。イーライリリー(LLY)だ。
イーライリリー(LLY)株で資産減少!?世界一の成長株の影響を検証

イーライリリー(LLY)といえば、ゼップバウンドとマンジャロで世界中の肥満を救っている救世主のはずだ。なのに、どういうわけか私の資産だけが、厳しいジム通いも食事制限もなしに、勝手に「自然減量」を始めている。 老後資金が注射なしで自動減量中というのは、笑えるほど笑えない。
- トランプ発言と市場の反応:1月28日、トランプ大統領が「リリーのボスと話した。米国に6つの巨大工場を建てる、超デカい投資だ!」とドヤ顔でブチ上げたが、市場の反応は「ふーん、それで?」と冷徹そのもの。大統領の言葉を信じて買った私の顔面は、今や地面に叩きつけられている。
- FDA承認延期で高値掴み?:期待の経口薬オルフォルグリプロンも、FDAが判定を4月10日に延期した。ライバルのノボ・ノルディスクに先手を打たれ、私の期待値MAX of MAXでの買い注文は、ただの高値掴みの記念碑と化した。
イーライリリー(LLY)決算2月4日|株価影響とポートフォリオへの影響
決算発表が目前に迫っている。売上爆増は既定路線のはずだが、最近の市場の流行りは好決算→一瞬爆上げ→即座に利確祭りでマイナス着地という地獄の鉄板パターンだ。
難聴治療だの遺伝子編集だのと多角化を急いでいるようだが、私の耳に届くのは、株価が下落する際の風切り音だけである。
ポートフォリオ全体ではマイクロン(MU)が+33%という狂った上昇を見せてカバーしてくれている。
そしてまだ一株しか持っていないことが、せめてもの救いか。いや、この一株が放つマイナスの輝きは、他の十数株のプラスを精神的に相殺して余りある。
私のポートフォリオが完全に緑一色に染まることを、イーライリリー(LLY)は全力で阻止している。これはもはや、投資ではなく私に対する一種の教育的指導なのかもしれない。
欲を出すな。お前には半導体だけで十分だったんだ。 イーライリリー(LLY)のマイナス表示が、そう囁いているような気がしてならない。
現場(2月4日の決算を震えて待つ底辺)からは以上だ。