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FANG+にマイクロン(MU)は入っている?2026年3月採用の経緯と構成銘柄を整理する

FANG+指数の2026年3月リバランスでマイクロン採用・クラウドストライク除外を示すアイキャッチ画像

新NISAの成長投資枠という名のギャンブル枠にFANG+を放り込んでいる同志諸君、息をしているだろうか。2026年3月、NYSE FANG+指数の定期リバランスが執行された。マイクロン・テクノロジー(MU)新規採用、クラウドストライク(CRWD)除外というのが今回の要旨だ。

たった10銘柄で構成されるこの偏った、しかし合理的で残酷な指数が、またしてもAI・半導体への賭けをさらに上積みしてきた。私のような、AIブームを横目に指をくわえ続けてきた人間にとっては、乾いた笑いしか出ない話である。

この記事でわかること
  • 2026年3月FANG+リバランスの内容(マイクロン採用・クラウドストライク除外)
  • それぞれの採用・除外理由と市場の背景
  • 最新の構成銘柄一覧と過去の入れ替え履歴
  • AI偏重が強まるFANG+の今後とリスク

 

FANG+指数とは?10銘柄均等ウェイトのハイリスク・ハイリターン指数

FANG+(ファングプラス)指数について、まず簡単におさらいしておく。

これは米国テクノロジー株10銘柄に均等ウェイトで投資する、非常に尖ったインデックスだ。1社の値動きが指数全体の約10%を占める計算になるため、分散投資の教科書を真っ向から否定するような設計になっている。

初心者メモ:均等ウェイトとは?
S&P500のように時価総額が大きい企業ほど比率が高くなるのではなく、10銘柄すべてに同じ割合(約10%ずつ)を配分する方式。1銘柄が急落すると指数全体への影響が大きく出やすい。

そして、この指数は年4回、定期リバランスを実施する。時価総額や売上成長率などの定量指標に基づく機械的な選定ルールによって、パフォーマンスの悪い企業は容赦なく切り捨てられ、旬の企業が組み入れられる仕組みだ。そこに感情の入り込む余地はない。

実に合理的であり、過去の栄光にしがみついて損切りできない私の投資判断よりもよほど優秀だと言わざるを得ない。

【2026年3月最新】FANG+指数の構成銘柄一覧

2026年3月のリバランスを経て、最新の構成銘柄は以下の通りとなった。これら10銘柄が、私たちの資産、あるいは胃壁を削りながら相場を牽引していく。

銘柄名 ティッカー 役割(私的な評価) 状態
メタ META 広告収入とメタバースという夢を喰う怪物 固定
アップル AAPL 信者の財布をアイフォーンで抉り取る貴族 固定
アマゾン AMZN 玄関先を段ボールで埋める王 固定
アルファベット GOOGL 検索という名の独占禁止法ギリギリの門番 固定
ネットフリックス NFLX 廃人製造コンテンツ工場 固定
マイクロソフト MSFT 世界のOSを握る黒幕 固定
エヌビディア NVDA AIの「脳」を作る絶対王者 継続
ブロードコム AVGO AIの「神経」を繋ぐインフラ 継続
パランティア PLTR データの海で「答え」を釣る諜報員 継続
マイクロン MU AIの「記憶」を司る超高速メモリ屋 ★新規採用

マイクロン(MU)がFANG+に採用された理由|AIメモリ需要の爆発

今回、栄えあるFANG+メンバーの座を射止めたのはマイクロン(MU)だ。その理由は極めて単純明快で、業績と株価の成長が他を圧倒したからに尽きる。

AIの深層学習に不可欠な高帯域幅メモリ(HBM)の需要が爆発しており、マイクロンはエヌビディアなどのAIチップベンダーから絶え間ない注文のシャワーを浴びている状況だ。

HBM(高帯域幅メモリ)とは?
AIの学習・推論時に膨大なデータを高速でやりとりするための特殊なメモリ。エヌビディアのGPUに積層して搭載されており、マイクロンはその主要サプライヤーのひとつ。AIが賢くなればなるほど、このメモリの需要も増える構造になっている。

ここで少し、個人的な告白をさせてもらおう。

実は私は、このマイクロンの株を27株持っている。27株だ。世界のAI革命を支えるにはあまりにささやかな、しかし私にとっては愛着のある数字だ。FANG+採用前から握っていた自分を、今日だけは少し褒めてやりたい気分である。

もっとも、私の資産形成は常に「もうちょっと買っておけばよかった」という惜しい判断の積み重ねでできている。27株という絶妙に中途半端な保有数に、私のビビりな性格とチャンスを確信しきれないリスクヘッジが凝縮されているようで、なんとも乾いた笑いが出るのだ。

クラウドストライク(CRWD)がFANG+を除外された理由|成長株の非情な淘汰

勝者がいれば当然、敗者がいる。今回弾き出されたのはクラウドストライク(CRWD)だ。

除外の主要因は、相対的なパフォーマンスの悪化に他ならない。

年初来でマイナス7.59%という数字は、爆発的な成長を見せる他のテック企業群の中では明らかに足を引っ張る存在だった。

ソフトウェア系が不調に喘ぎ、半導体とAIが狂喜乱舞する現在の相場環境を、この交代劇は象徴している。

注意:除外=ダメな企業ではない
クラウドストライクはサイバーセキュリティ領域で依然として高いシェアを持つ優良企業だ。FANG+除外はあくまで他と比べて相対的に劣後したという話であり、企業の将来性とは別の話になる。指数から外れた銘柄を即売却するのは早計な場合もある。

成長株投資のシビアさを、クラウドストライクのチャートは如実に物語っている。わずか1年半でのFANG+退場劇は、トレンドの移り変わりの速さへの警鐘でもある。

AI偏重が加速するFANG+指数の今後と投資戦略

今回のリバランスで、FANG+はAI・半導体への傾斜をさらに強めた。エヌビディア、ブロードコム、マイクロンと、半導体勢だけで3枠を占める構成になったわけだ。

この指数に連動するiFreeNEXT FANG+インデックスなどを保有している投資家は、運用会社が機械的に実行するマイクロンの買い・クラウドストライクの売りの需給に自動的に巻き込まれることになる。

AI偏重が強まるリスクに注意
AIブームが逆回転した場合、FANG+は10銘柄中の複数が同時に下落するシナリオが想定される。現在の構成はハイリターンの可能性と引き換えに、ボラティリティも高水準になっている点を忘れないようにしたい。
友人から「そろそろ全財産をAIに突っ込もうと思うんだが」と相談されたときは、全力で止めることにする。自分のポートフォリオを棚に上げた発言だとは承知している。

FANG+指数の過去の銘柄入れ替え一覧(2021年〜2026年)

ここで、過去のFANG+リバランス履歴を一覧で振り返っておく。

指数がいかに非情に、そしてトレンドに忠実に入れ替えを繰り返してきたかが一目でわかる。

実施時期 新規採用銘柄 除外銘柄 備考
2021年12月 マイクロソフト ツイッター 固定枠再編
2024年9月 クラウドストライク、サービスナウ テスラ、スノーフレイク テスラ脱落が話題に
2025年12月 パランティア サービスナウ 採用からわずか1年強で除外
2026年3月 マイクロン クラウドストライク AIメモリ需要が決定打

クラウドストライクは採用からわずか1年半で退場となった。サービスナウも同様の運命を辿っており、FANG+に「居場所を確保した」と思った瞬間が最も危ういタイミングかもしれない。

FANG+についてよくありそうな質問

FANG+指数とは何ですか?

米国の主要テック企業10社で構成される株価指数で、均等ウェイト(各10%程度)が特徴。年4回定期リバランスを実施し、パフォーマンスが劣後した銘柄を機械的に入れ替える。

2026年のFANG+構成銘柄は?

2026年3月のリバランス後、マイクロン(MU)が新規採用、クラウドストライク(CRWD)が除外。META・AAPL・AMZN・GOOGL・NFLX・MSFTの6銘柄が固定枠、NVDA・AVGO・PLTR・MUの4銘柄が可変枠に位置する構成となっている。

FANG+は新NISAで買うべきですか?

10銘柄への集中投資である性質上、価格変動リスクは高い。新NISAの成長投資枠での活用は可能だが、全体ポートフォリオの一部として組み入れる方が精神衛生上も合理的だ。

FANG+指数に連動する投資信託は?

代表的なものはiFreeNEXT FANG+インデックス。新NISAの成長投資枠で購入できる。

まとめ:AI時代の勝ち馬に乗るか、振り落とされるか

2026年3月のFANG+リバランスは、市場の主役がAIと半導体であることを改めて証明した。投資家にできるのは、この変化を冷静に受け止め、自身のリスク許容度と照らし合わせることだけだ。

もちろん私はこれからも値動きに一喜一憂し、少しずつ利益を取り逃がし続けるのだろう。だが、それもまた生き残り戦略の一つである。完全に市場から退場させられるよりは、万年・機会損失投資家でいる方がまだマシなのだから。

【2026年3月 FANG+リバランスまとめ】
  • 新規採用:マイクロン(MU)|AIメモリ需要の急増が評価された
  • 除外:クラウドストライク(CRWD)|年初来マイナス7.59%で相対的に劣後
  • FANG+はAI・半導体3銘柄(NVDA・AVGO・MU)体制となり、偏重がさらに強化
  • 高リターンの可能性と引き換えに、ボラティリティリスクも上昇している点に注意
  • 過去の入れ替え履歴を見ると、採用から1〜2年での退場も珍しくない

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