期待値で鯨になる

米国株・ETF・投資信託で資産を育てる合理主義投資ブログ。低コストという名の餌で巨大な鯨へ育てる観測日記。

総資産4,655万円・元本2,643万円|口座横断で合算したら含み益率+67%だった【2026年6月資産公開】

マネーフォワードで資産を管理していると、口座の壁という物理的ではないが厄介な仕様に阻まれる。SBI証券のMUが5株、moomoo証券のMUが21株。「で、結局私のマイクロン様は合計何株なんだ?」という、要件定義の甘いシステムみたいな状態が続いていた。

今日は重い腰を上げ、全口座のデータを口座横断で合算した。ついでに取得原価もすべて引っ張り出してみたところ、元本2,643万円に対して含み益が1,769万円という、一瞬計算バグを疑う数字が返ってきた。

正直、自分でも実態を正確に把握できていなかった。

2026年6月資産公開インフォグラフィック|総資産4,655万円・含み益+1,769万円(+67%)・口座横断で合算した米国株ETFとポートフォリオ構成

 

2026年6月資産公開・概要
  • 総資産:4,655万円(前月比 +390万円)
  • 取得原価(現在保有分):約2,643万円
  • 総含み益:約1,769万円(+67%)
  • 投資信託含み益率:+89.8%/株式含み益率:+47.3%
  • 含み益トップ:楽天VTI +142万円(+346%)
  • 準富裕層ライン(5,000万円)まで残り345万円?

前月の資産公開記事はこちら:総資産4265万円のポートフォリオ内訳|S&P500インデックス投資の運用実績【2026年5月資産公開】

元本について
この記事の取得原価は現在保有している銘柄の仕込み値の合計である。過去に利益確定・損切りした銘柄の損益や、口座への入出金履歴は含んでいない。今持っているものをいくらで買ったかの合算値だ。

総資産サマリー:4,655万円の内訳

まずは全体像から。

資産クラス 評価額 取得原価 含み益 含み益率
投資信託 2,321万円 1,223万円 +1,098万円 +89.8%
株式(現物) 2,091万円 1,420万円 +671万円 +47.3%
現金・預金 238万円
その他(貸付) 3.9万円
投資分合計 4,412万円 2,643万円 +1,769万円 +66.9%

前月(5月)が4,265万円だったので、1ヶ月で+390万円のバフがかかっている。円安進行と米国株の狂乱ぶりを、庭でサツマイモの苗を植えたり、我が子たちの果てしない喧嘩の仲裁をしたりしている間に、ただ寝て受け取っていた。これが資本主義のシステムである。

準富裕層ライン5,000万円まで残り345万円。いよいよ手が届きそうに見えるが、現実には住宅ローンが35年たっぷり残っている。純資産ベースで語り始めるとだいぶ景色が霞む。

口座横断で合算してみた結果:米国株・ETF編

SBI証券とmoomoo証券で分散している同一銘柄を合算した。これを今までサボっていたのだ。保有株数を即答できないという投資家としてあるまじき事態に陥る。

銘柄 合算株数 評価額 取得原価 含み益 含み益率
VTI(合算) 97株 563万円 372万円 +192万円 +51.6%
VOO 50株 542万円 286万円 +256万円 +89.8%
MU(合算) 26株 360万円 273万円 +87万円 +31.8%
QQQ 15株 169万円 145万円 +24万円 +16.5%
SNDK 2株 50万円 53万円 −3.5万円 −6.5%
NVDA(合算) 14株 46万円 29万円 +17万円 +58.9%
GOOGL(合算) 8株 47万円 42万円 +5.2万円 +13.7%
AVGO(合算) 3株 19万円 16万円 +2.7万円 +17.1%
AMD 1株 7.5万円 3.3万円 +4.2万円 +127%
PFE 16株 6.7万円 6.5万円 +0.2万円 +3.1%
DRAM 3口 2.7万円 2.9万円 −0.3万円 −8.8%
VUG 1株 1.4万円 1.4万円 −0.03万円 −1.8%
449A 5口 0.4万円 0.4万円 +0.05万円 +12.6%
MU合算26株・取得原価273万円という現実
SBIに5株(平均取得単価415ドル)、moomooに21株(同712ドル)。取得単価の乖離は、SBIでの仕込みが先で、moomooは昨年末から本格的に使い始めてから積み増したという時間軸のズレによるものだ。合算の平均取得単価は約641ドル。現在値864ドルに対して含み益は+87万円(+31.8%)。冷静に見ると、ポートフォリオ全体の約7.7%を一銘柄に突っ込んでいることになる。インデックス投資家を自称する人間としての論理的な言い訳は用意している。詳細はこちら

投資信託は同一ファンドを合算するとこうなる

NISAつみたて枠・成長投資枠・特定口座と、新しい銘柄の出現によって散らかってしまった同一ファンドたち。マネーフォワード上では複数行に分裂して視認性が最悪なので、合算してまとめてみた。非常にすっきりする。

ファンド 評価額 取得原価 含み益 含み益率
SBI・V・S&P500(合算) 1,161万円 514万円 +647万円 +126%
eMAXIS Slim S&P500(合算) 786万円 596万円 +191万円 +32%
楽天・全米株式 183万円 41万円 +142万円 +346%
eMAXIS Slim 先進国(除く日本) 148万円 39万円 +109万円 +279%
SBI・S・米国高配当株式 24万円 20万円 +4.7万円 +23.6%
SBI・V・全米株式 15万円 11万円 +4.6万円 +42.8%
ニッセイ・Sメガ10(合算) 2.3万円 2.2万円 +0.18万円 +8.4%
SBI・iシェアーズ・ゴールド(合算) 1.2万円 1.2万円 ±0 ±0%

SBI・V・S&P500の取得原価514万円が評価額1,161万円になっているのは、ひたすら積み立てた時間と複利が正常に作動した結果だ。楽天VTIは取得原価41万円に対して評価額183万円(+346%)。つみたてNISAが始まった2018年頃積んだ分が効いている。

ゴールド枠の1.2万円という数字のしょぼさには理由がある。これは「私は株式だけでなくコモディティにも分散投資をしている」という自己イメージを維持するための、精神安定剤の最小ロットだ。含み益はほぼゼロ。期待通りの見事なパフォーマンスである。

日本株:含み益の番人たちと、じっと耐える勢

銘柄 保有数 評価額 取得原価 含み益 含み益率
オリックス(8591) 100株 61万円 15万円 +46万円 +302%
マクドナルド(2702) 100株 74万円 49万円 +24.5万円 +49.8%
KDDI(9433) 200株 53万円 47万円 +6万円 +12.7%
全国保証(7164) 106株 30万円 28.5万円 +1.2万円 +4.3%
西松屋チェーン(7545) 100株 19.5万円 13.5万円 +6万円 +44.9%
NTT(9432) 800株 11.7万円 12.3万円 −0.6万円 −5.2%
小田原機器(7314) 100株 11.6万円 8.8万円 +2.8万円 +32.0%
キオクシアHD(285A) 1株 7.8万円 5.7万円 +2.1万円 +36.1%
楽天グループ(4755) 100株 7.6万円 9.3万円 −1.7万円 −18.5%
リコー(7752) 3株 0.45万円 0.23万円 +0.23万円 +101%
ソフトバンク(9434) 10株 0.21万円 0.14万円 +0.08万円 +56.8%

オリックスが+302%超えのスコアを叩き出している。取得原価15万円が評価額61万円。コロナ禍で株価が地の底に落ちた時、「まあ、さすがに潰れないだろう」という解像度極低の判断で拾った100株だ。結果オーライではあるが、当時の適当な判断に対してリターンが良すぎて少し怖い。

楽天グループ(4755)について
含み損−1.7万円(−18.5%)。損切りという選択肢を私は持っているはずだが、優待目的のため損切りできない。これが個別株投資の泥沼の正体だ。

現金・預金の状況

現金・預金の内訳(合算):238万円

口座横断で合算してわかったこと

全データを合算してみて、いくつかの事実が浮き彫りになった。

まず、単一銘柄(MU)に273万円、評価額にして360万円も突っ込んでいたという事実だ。口座ごとに5株、21株、と眺めているときは気づかなかったが、ポートフォリオ全体の7.7%を占めている。インデックス投資家としては少々やりすぎた感がある。

次に、S&P500系への極端な集中度。SBI・V・S&P500とeMAXIS Slim S&P500を合算すると評価額1,947万円。そこに楽天VTIを加えると、実質2,100万円超がS&P500(またはそれに準ずる指数)に連動している。全体資産の45%超だ。意図した設計とはいえ、こうして数字にすると潔いほど米国依存である。

そして何より、独身の遺産(独身の時に貯めたお金たち)元本2,643万円が、4,412万円(現金除く)へと育っている事実。投資信託が+89.8%、株式が+47.3%と、結局は退屈なインデックスの自動積み立てが一番強かったという、面白くもなんともない結論に達した。

合理的な説明書が書けるからといって、集中投資のリスクが消滅するわけではない。理由が言語化できる集中投資とただの集中投資の違いは、暴落して損をした時に、どれだけそれっぽい専門用語を並べて言い訳できるかという語彙力の差だけかもしれない。

まとめ:2026年6月のポートフォリオ全体像

口座横断合算ポートフォリオ(2026年6月)
  • 総資産:4,655万円(前月比 +390万円)
  • 取得原価(保有分):約2,643万円
  • 総含み益:約1,769万円(+66.9%)
  • 投資信託:2,321万円 / 取得原価1,223万円 / +89.8%
  • 株式:2,091万円 / 取得原価1,420万円 / +47.3%
  • 現金:238万円
  • 含み益トップ:楽天VTI +142万円(+346%)
  • 含み損ワースト:楽天グループ −18.5%
  • 準富裕層ライン(5,000万円)まで残り345万円

次回の資産公開は7月を予定している。SpaceX(SPCX)のIPO結果が出ているタイミングのはずだ。当選して宇宙の彼方へ飛んでいれば報告するし、落選して地面に這いつくばっていても、もちろん正直に書くつもりだ。