
光回線を解約した。それだけの話だ。
月額2,500円が浮き、年間3万円が手元に残る。
キャッシュバックの申請期限を11ヶ月後に忘れ続け、プロバイダにとって最も都合の良い養分であり続けた私が、ようやく光回線との腐れ縁を切った時の話をしよう。
派手さのない、地味な勝利の記録だ。
キャッシュバックを一度も申請できなかった私が、申請させない設計を批判する記事を書いている。
鏡を見るのが辛くなるような矛盾だが、世の中はこういう厚顔無恥な人間によって回っているのだ。
- 光回線の「10万円キャッシュバック」という名の知能テスト
- 光回線 vs 楽天モバイル×ホームルーター|徹底比較
- 楽天モバイルをホームルーターで運用する「最短ルート」
- エリア確認:申し込み前にこれだけは先にやれ
- 端末選び:L11か、L13か。それが問題だ
- 楽天モバイルが向いていない「特別な」人々
- 「三木谷キャンペーン」という名の、最後のハードル
- まとめ:光回線を捨てて楽天モバイルへ乗り換える全手順
光回線の「10万円キャッシュバック」という名の知能テスト
「最大10万円還元!」という広告にときめいた瞬間、あなたはすでに敗北の入り口に立っている。
あの数字は、事業者があなたに払いたい金額ではない。
どうすれば払わずに済むかを突き詰めた、高度な行動経済学の結晶だ。
- 申請期限は開通から11〜13ヶ月後。記憶から消去されるのに最も適したタイミング。
- 案内は普段使いしないプロバイダ専用メール。ゴミ箱行きが定石だ。
- 手続きは専用フォームのみ。電話での救済措置は存在しない。
- 通知から30日以内に反応せねば、11ヶ月の忍耐はすべて霧散する。
要するに、11ヶ月後の自分というこの世で最も信用できない他人に全権を委ねる契約なのだ。
不確かな10万円を追うより、最初から安い月額を維持するほうが、算数ができる人間にとっては誠実な選択と言える。
光回線 vs 楽天モバイル×ホームルーター|徹底比較
そもそも、我々に光は必要なのか。
私が重い腰を上げて比較した結果がこれだ。
表は横にスクロールできるが、指を動かす手間を惜しむようでは、生涯プロバイダの養分だ。
| 比較項目 | 光回線 | 楽天モバイル×ホームルーター |
|---|---|---|
| 通信速度 | ◎ 安定・爆速(オーバースペック) | ○ 実用水準。5Gなら文句なし |
| 月額料金 | △ 4,000〜6,000円(変動あり) | ◎ 3,278円(税込・固定) |
| 開通まで | △ 1ヶ月待たされ、工事に怯える | ◎ 端末が届いた瞬間、ネットが開通する |
| 引越し時 | × 解約・撤去・再工事の三重苦 | ◎ コンセントを抜いて鞄に入れるだけ |
| 縛り・違約金 | × 複雑怪奇な「縛り」あり | ◎ なし。いつでも逃げ出せる |
| キャッシュバック | △ 忘却の彼方(申請率への挑戦) | ◎ 不要(最初から安いという潔さ) |
なんとなく光が速そうという思考停止に、月々数千円を払い続けていた。
そのコストに見合うだけの速度を、私はYouTubeのショート動画を見るために浪費していたわけだ。
滑稽としか言いようがない。
楽天モバイルをホームルーターで運用する「最短ルート」
難しい解説は時間の無駄だ。結論を言おう。
rakuten.jp を入力する。終わりだ。
- 月額:3,278円(データ無制限)
- 工事:不要(部屋が散らかっていても関係ない)
- 解約違約金:0円
- キャッシュバック:不要(精神衛生上の平和)
重要なのは安さそのものではない。来月も再来月もずっと3,278円という、計算不要のシンプルさだ。
ポイント還元を追いかけ、申請カレンダーを管理する時間を、あなたはいくらで切り売りしているのかを考えるべきだ。
エリア確認:申し込み前にこれだけは先にやれ
いくら合理的でも、繋がらなければただのプラスチックの塊だ。楽天モバイル エリアマップを確認してほしい。5分もかからない。
端末選び:L11か、L13か。それが問題だ
端末は、楽天公式のポケットWiFiではなく、据え置き型のホームルーターを中古で拾ってくるのが最も賢い。
メルカリやヤフオクは、こういう時に使うためにある。
1. 費用対効果の鬼:Speed Wi-Fi HOME 5G L11
私はメルカリで6,000円で拾った。
APN設定さえすれば楽天モバイルで元気に動く。
4G/5G対応で、一般的な用途ならこれで十分。
私が不満を感じないのだから、大抵の人間にとっても十分なはずだ。
2. 速度ジャンキー向け:Speed Wi-Fi HOME 5G L13
L11の後継機だ。
1.5倍ほど速いが、中古相場も1万円を超える。
有線LANが2.5Gbps対応なので、少しでも数字を追い求めたいならこちらだが、そもそもそんな速度を求めるなら、なぜ光回線を解約しようとしているのか、一度自分に問い直したほうがいい。
ブラウザに http://192.168.0.1 を入力して管理画面に入る。設定を rakuten.jp に変えるだけだ。この程度の操作すら面倒だと言うなら、大人しく一生光回線に5,000円を払い続けるのが、あなたにとっての幸せかもしれない。
楽天モバイルが向いていない「特別な」人々
以下の人種は、素直に光回線という鎖に繋がれておくことをお勧めする。
- Ping値(応答速度)で命を削るガチゲーマー
- 4K動画を4台同時に流すような、家族愛に溢れた大家族
- 回線の安定性が途切れると解雇されるレベルの在宅ワーカー
「三木谷キャンペーン」という名の、最後のハードル
最後に、少しだけ「楽天的な」話をしよう。楽天モバイルには、社長の三木谷氏が個人で展開している通称三木谷キャンペーンという申し込み経路がある。
他社からの乗り換えなら14,000ポイント、新規でも11,000ポイントが手に入る。
- 開通後にRakuten Linkアプリで10秒以上の通話が必須。117(時報)でもいいからかけておけ。
- SIMは「音声プラン」で契約すること。データタイプは対象外だ。
光回線の解約。それは、複雑なシステムに搾取される側から、シンプルな合理主義者へと転向するための、最も簡単な儀式なのかもしれない。
まとめ:光回線を捨てて楽天モバイルへ乗り換える全手順
- 月額3,278円(税込)・データ無制限の楽天モバイルが、固定費削減の最適解だ。
- 光回線の高額キャッシュバックは「忘れさせる設計」であり、追う価値はない。
- 申し込み前にエリアマップを必ず確認。
- 端末はメルカリ等でSpeed Wi-Fi HOME 5G L11/L13の中古を調達しろ。
- 設定はAPNに
rakuten.jpを入れるだけ。 - 三木谷キャンペーンを利用し、開通当日に10秒通話して14,000pt(MNP時)を確保せよ。
最後に付け加えておく。
この記事を書いたところで、私にはアフィリエイト報酬などは入らない。(そもそもアフェリエイトのリンクを載せていない)
なぜなら、一般的なアフィリエイト広告を経由するより、この三木谷キャンペーンの方が、ユーザーにとって圧倒的にお得でメリットが大きいからだ。