昨晩の米国株市場も、私が呑気に寝ている間にしっかり上げてくれた。
中東情勢の緊張や米国とイランの対立激化によって、S&P500が一時10%近く下落し、VIX指数が30台に乗って「あぁ、これで私の慎ましやかな老後計画も霧散するのか」と冷や汗をかいたのも束の間、わずか数週間で再び高値圏まで戻ってきている。
年末まで回復しないとポジション解消を語っていた人たちは、今ごろどうしているだろうか(遠い目)。
私も過去に何度も予測を外し、相場の神様に鼻で笑われてきた身だ。偉そうなことは言えない。
2026年4月現在、S&P500は1月につけた7000ポイント台を再び回復し、史上最高値圏へ戻ってきた。
インデックス投資家としては、チャートを眺めながら小さく笑みがこぼれる。
なぜ米国株がここまで急反発したのか、整理しておきたい。
- S&P500はなぜ急反発?米国株を押し上げた3つの理由
- 昨晩の米国株市場とFear & Greed Indexの現在地
- ポートフォリオが4000万円を再突破したリアルな内訳
- NISAでインデックス投資を続ける意味と今後のスタンス
S&P500はなぜ急反発?米国株を押し上げた3つの理由
正直に言えば、「なぜか上がっている?」が第一印象だった。
中東情勢が完全に落ち着いたわけでもなく、インフレ懸念が消え去ったわけでもない。
それでも市場は力強く戻っている。株式市場というのは、実に都合よく未来を先取りする生き物だ。
| 要因 | 内容 | 株価への影響 |
|---|---|---|
| 地政学リスク後退 | 中東情勢への過度な警戒感が和らいだ | リスクオン |
| 企業業績 | 主要企業の決算が想定以上に底堅い | 安心感 |
| 経済指標 | インフレ鈍化期待と利下げ観測 | 買い材料 |
1. 地政学的リスクの急速な緩和
2月末以降、中東情勢の緊張や米国とイランの対立激化が、3月の株安要因として意識されていた。
ところが4月に入り、停戦に向けた進展や外交交渉への期待が広がり、市場は最悪のシナリオは避けられるかもしれないと受け止めた。
結果として原油価格への警戒感は後退し、インフレ再燃への不安も和らいだ。
根本的な問題が解決したわけではないが、悪材料が少しでも薄まれば買い戻す。市場らしい反応だ。
2. 企業業績の見通しが予想以上に強い
主要企業の決算は、市場予想を上回る内容が目立った。
特にハイテク企業を中心に、AI関連投資や生産性向上への期待が利益成長を支えている。地政学ショックで一時的に売られたとしても、やはり米国企業は稼ぐ力が強いという身も蓋もない現実が再確認された格好だ。
ファンダメンタルズという土台があるからこそ、短期的なノイズに耐えられるのである。
3. 経済指標の好材料と季節性のアシスト
直近の物価指標は、過度なインフレ懸念を和らげる内容となった。
その結果、FRBの利下げ期待が再び意識され、株式市場には追い風となった。
加えて、4月は比較的株高になりやすいとされる季節性もあり、新年度入りのリスクオン心理を後押しした面もある。
要するに、今の市場は少し先の明るい未来を材料に走っている。地政学リスクという火種を抱えながらも、モメンタムとファンダメンタルズの両輪で上昇しているのが今回の急反発の特徴だ。
昨晩の米国株市場とFear & Greed Indexの現在地
昨晩(2026年4月15日)の米国株も、相変わらず派手な動きを見せた。
私のポートフォリオがまた少し膨らんだのは素直に嬉しいが、毎日チャートを見ていると、こんなに順調で本当にいいのだろうかと持ち前の猜疑心も顔を出す。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| S&P500 | 7,022.95 | +0.80% |
| NASDAQ | 24,016.02 | +1.59% |
| ダウ平均 | 48,463.72 | -0.15% |
見事なまでのテック主導相場だ。

私のようなS&P500連動メインの投資家は、彼らの背中に乗っているだけで恩恵を受けられる。
ありがたい話だ。CNN Fear & Greed IndexもGreedゾーンまで回復してきた。
1か月前まで恐怖ムードだったことを思えば、市場の感情変化は実に忙しい。
こういう指標が楽観を示し始めると、私は逆に少し身構えてしまう。
性格がひねくれているのか、相場に鍛えられたのかは不明だ。
ポートフォリオが4000万円を再突破したリアルな内訳
前回公開時に約3962万円だった私の総資産は、今回の反発で再び4000万円を突破した。
| 資産 | 状況 |
|---|---|
| VOO | 50口保有・主力ETF |
| SBI・V・S&P500 | 主力投信として積立継続 |
| 総資産 | 4000万円再突破 |
長期保有の威力を、これでもかと見せつけられている気分だ。
一方で、ポートフォリオの片隅にいる日本株は相変わらず静かである。
元気なのか気絶しているのか判断に迷うが、S&P500の利益がやさしく包み込んでくれている。
自分の銘柄選びのセンス不足をインデックスが補ってくれる。
これぞインデックス投資最大の福祉制度だと思っている。
NISAでインデックス投資を続ける意味と今後のスタンス
資産が4000万円を超えると、また下落するのではないかという不安も当然よぎる。
実際、以前も4000万円目前で見事に跳ね返された。だから今回も、うれしさより安堵感が強い。
しかし、私がやったことは驚くほど単純だ。
NISAの積立枠ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、成長投資枠では米国株インデックス商品を淡々と買い続け、何があっても売らずに放置してきただけだ。
市場の未来を正確に当てることはできない。
予測という無駄な努力を手放し、時間に働いてもらう。
これこそがNISAを活用したインデックス投資の本質だ。毎日チャートに張り付く必要はない。放置していれば、意外と勝手に育ってくれる。少なくとも私は、そうやって生き延びてきた。
まとめ
- S&P500は急反発し、7000ポイント台を回復
- 背景には地政学リスク後退、底堅い企業業績、インフレ鈍化期待がある
- 私のポートフォリオも4000万円を再突破
- 今後もNISAで淡々と積立し、バイ&ホールドを継続する
地政学リスクが完全に消えたわけでもない。インフレが終わったわけでもない。それでも私は、時間こそ最大の味方という原則を信じ、少し遠めに市場を眺めながら、これからも淡々と積み立てていくつもりだ。
(結局今回も、自分の実力ではなくS&P500の実力に全力で救われただけ、という公然の秘密は伏せておく)
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